くすのきのさいじき ~子どもたちの季節折々の楽しい行事や遊び~
7月 「星に願いを」
「星に願いを」
梅雨のなが雨で困惑する日々が続いたのですが、ようやく梅雨が明けこれから本格的な夏の暑さを迎えます。
聞き手の心の中に染み通るような豊かなことば、人間らしい心のこもったイメージに溢れたことばを日々聞かせながら育てていきたいと思うのです。日々の全体保育では、先生たちが日々の驚きや発見したことなどを短いお話にまとめた「感動話」をします。子どもたちの心の中にどれだけお話をとどけることができるか、先生たちの日々の学びにもなります。感動話に耳を傾けた後は、「あったてんがな」のおとぎ言葉ではじまる昔話を二つずつ語り聞きます。この昔話は言葉の宝庫です。子どもたちの心をとらえる響きのある言葉がたくさん使われています。
日々お話の世界で遊び戯れ、まわりの自然に呼びかけている子どもたち。感性をゆさぶる大きな驚きや喜びや発見などを子どもたちは素直な言葉で話しかけてくれます。それらのつぶやきをかきとめて、『子どもの詩』として発行しました。子どもたちの世界を楽しんでください。
(園だより「くすのき」より一部抜粋)
『子どもの詩』を一部紹介させていただきます。
●年少 ちなえ組
つばめのあかちゃん おおきいくち あいとるね
おかあさん はやく ごはんちょうだいって
ぴーぴー ぴーぴー いようるね
きゅうりの あかちゃんが
いっぱいできとるね
あかちゃんにも とげとげがあるよ
おとうさんきゅうりになったら たべようね
●年中 くるみ組
くもさん いっぱいじゃね
くもさんのところに いってみたいね
きっと ふわっふわよ
まめつるが ぐんぐんぐんって
てんじくまでのびたら
みんなで いってみようか
ころころーって くもさんのふとんで ねようね
おちんように きをつけんといけんね
おまめさん はやくできんかなぁ
あしたになったら できてるかねぇ…
まめのき こーんなに いっぱいあるから
おまめさん こんなにも こーんなにも
できるかもしれないね!
そしたら みんなで まめまめぱーてぃー ひらこうよ
おまめさん たべほうだいじゃね
●年長 みずき組
みさのおへそは ぶどうあじ
みさのおへそ かみなりさまのところまで とどけてくるね
そうしたら きっと ぶどうあじの あめつぶさんが ふってきて
おいしいじゅーすが できるね
さぁ おにっこぐつ(竹馬)を はけるようにならないと
かみなりさまの あめふらしの おてつだいが できないよ
はやくやろうよ かみなりさまが まっているよ