くすのきのさいじき
子どもの詩
2021-07-21
梅雨のなが雨で困惑する日々が続いたのですが、ようやく梅雨が明けこれから本格的な夏の暑さを迎えます。
聞き手の心の中に染み通るような豊かなことば、人間らしい心のこもったイメージに溢れたことばを日々聞かせながら育てていきたいと思うのです。日々の全体保育では、先生たちが日々の驚きや発見したことなどを短いお話にまとめた「感動話」をします。子どもたちの心の中にどれだけお話をとどけることができるか、先生たちの日々の学びにもなります。感動話に耳を傾けた後は、「あったてんがな」のおとぎ言葉ではじまる昔話を二つずつ語り聞きます。この昔話は言葉の宝庫です。子どもたちの心をとらえる響きのある言葉がたくさん使われています。
日々お話の世界で遊び戯れ、まわりの自然に呼びかけている子どもたち。感性をゆさぶる大きな驚きや喜びや発見などを子どもたちは素直な言葉で話しかけてくれます。それらのつぶやきをかきとめて、『子どもの詩』として発行しました。子どもたちの世界を楽しんでください。
(園だより「くすのき」より一部抜粋)
『子どもの詩』を一部紹介させていただきます。
●年少 ちなえ組
こうちゃんは あついとき
ぼうし かぶるよ
きょうは あついから
やまももさんにも はっぱのぼうし
かぶせてあげよう
きのうは かみなりさま
すごかったね
ぼくの おうちにも きたよ
あめさんも くもさんも すきだけど
やっぱりおてんとうさまが いちばん すき
かみなりさんって
ほんとうに
かえるのおへそ とったん
かわいそうね
おへそって
おいしいんかね
せんせい みて
おべんとう
ままが つくって くれたの
みわね ぜんぶ たべて
ぴかぴかに するの
まま よろこんで くれるかな
みてみて せんせい
ほうせき みたいだね
ぴかぴか ひかってる
すてきだね
おてんとうさまからの おくりものだ
あめさんのおと
ぽつぽつと ざぁーざぁーが
いっしょになってる
うたってるみたいだね
たのしそうだね
●年中 くるみ組
かみなりさんが くものうえで
ねっころがって
くもをたべたから
ごろごろ なってたね
おてんとうさまが やねから
のぞいているよ
おてんとうさまも
かぼちゃのつるで
あそびたいのかな
わぁ みずがかかってきた
せんせいったら あおくんのこと
はたけの やさいと まちがえちゃったの
もうっ
ぐんぐん おおきく なっちゃうぞ
いもむしさんの あかちゃんだぁ
ちぃーちゃくて かわいいねぇ
ゆずはのあかちゃんゆびみたい
おいで おいで いもむしさん
てのうえに おいでよぉ
はたけ なんだか
もり みたい
みんなが かくれちゃうね
はたけの ぼうけん
たのしいね
おいしい とまとも みつけたよ
あっ ありさん
いそがしそうだね
あめで おうちがなくなって
かなしいって いってるよ
あたらしい おうち みつかったかな
●年長 みずき組
おてんとうさまが てをだしたら
おてんとうさまのすべるだいになるね
おてんとうさま とっても
たかいから ながいすべりだいで
たのしいかもね
かみなりさまって なんでこどもの
へそがすきなんだろう
みきちゃんかみなりさまに へそ
とられないように かみなりさまと
なかよくなっておこうっと
こんなところに
あなが あいてるよ
もぐらさんの あなかね
やまももが いっぱい はいっとる
もぐらさんが たべたくて いれたんかも
なすのはな ながくなっとる
はなたかたいこみたいに
てんじくまで とどくんじゃない
そして みんなで のぼったら
たのしい
なす きったら
なんか みずが おちてきた
あせ かいとるんかね
もういっかい なす きってから
みてみたい
おすしやさん ひらいたら
ばったさん あつまってきた
ばったさんにも おすそわけ して
おすしぱーてぃー ひらく
じゅんび してる